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「こんにちはー!」 |
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「こーんにーちは〜」 |
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「こんにちは」 |
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「さてさて、先日に引き続いて…
ゲームの紹介をさせていただきます。解説役の、主人公ことミルです」 |
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「ヒロイン候補ことリリィです。
欲しいものは頼れる解説役、いらないものは保存食です」 |
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「…つきそいの、アーウィンです。今日も、よろしくお付き合いください」 |
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「前回はゲームの流れをおおまかに話したから…
今日は、主に拠点の歯車町で出来ることについて解説してみようか」 |
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「先に進むための、準備の部分ね!」 |
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「うん。
歯車町で、私たちが利用する場所は…
商店街と、図書館の2つになるかな」 |
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「大きく分けると、そうだね。
商店街にはいろいろなお店があるから、細かく分ければ、もっと増えるけど」 |
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「それじゃ、まずはそっちからいこうか」 |
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「そだね。
商店街には、武器屋さん、防具屋さん、アクセサリーショップに…
薬屋さんと、つるつる庵。…これで全部かな?」 |
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「つるつる庵は、やっぱりここで話したほうがいいね」 |
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「それはわかる!」 |
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「あそこの、うどん屋さんだね」 |
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「メニューはうどんとそばと、おむすびしかないけどさ。
何を頼んでも…こう、疲れが取れる味っていうかね」 |
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「うんうんー」 |
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「特におむすびは、どことなく死んだような雰囲気になってる人でも
食べるとたちどころに正常に戻るくらい、スバラシい味だと思うんだ!」 |
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「じつにわかりやすい解説ですよね」 |
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「分かりやすいですよね」 |
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「ん…。ま、僕もあそこのおむすびは、好きだな」 |
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「アーウィンは、けっこうひんぱんに死んだような雰囲気になるもんね!」 |
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「そ、そうかなぁ…」 |
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「まあ、そのへんはそのへんとして。
満場一致で、あそこは美味しいってことで」 |
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「うん!」 |
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「そこは、異論なしだよ」 |
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「次は図書館のことについて、ちょっと詳しく話してみよう」 |
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「前回でも少し、話に出たけど…。
転送装置がある場所だね」 |
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「そうだね。
出発する時も、帰ってくる時もここになるわけだから
多分、一番出番が多い場所になるんじゃないかな」 |
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「いわゆる本拠地というやつね。
2階には、私たちの部屋もあるし」 |
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「1階に、出口と転送装置があって…。
地下階もあるんだけど、普段はあんまり用事のないところだな」 |
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「いるね、熊」 |
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「確かにいるね…」 |
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「ちょっと話がそれたけどさ。
図書館では、チームメンバーの変更という機能もあるんだ」 |
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「主人公のミルと、ヒロイン候補の私ははずせないんだけどね。
他のメンバーは自由にえらぶことができるのです!」 |
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「…まあ大変だよね、候補さんもさ。
肩でも揉んであげようかね」 |
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「おおっ?」 |
(ミル、リリィの首根っこを掴みあげて、部屋から出て行く)
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「ああ…」 |
(何かをすりつぶすような、ごりごりという音が部屋の外から聴こえてくる)
(音に混じって、悲鳴も聴こえている)
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「何もこんな時まで、振らなくていいだろうに…。
ちなみに、さっきリリィが言っていた、自分とミルはチームから外せない…というのは、嘘です」 |
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「そういうことです」 |
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「…もう戻ってきたの。あえて聞くけど、リリィはどうなったんだい?」 |
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「やれやれっと。
肩こりがほぐれたんだろうね。気持ちよくなって寝てるよ」 |
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「(…それを言うなら、『落ちた』のほうが正しそうだな)」 |
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「仕方ないから、リリィが戻ってくるまでは2人で進めようか」 |
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「自業自得だしね。…そうしよう」 |
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「話が進むと仲間も増えていくってことは、この間も話したけどさ。
チームの最大人数は4人なんだけど、最終的にはそれ以上に増えるんだよね。
残りは、町で待機…ってことになる」 |
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「そういう時、チームメンバーの入れ替えを行うのが図書館だね」 |
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「うん。
転送装置が使えるのは私だけだから、私は必ずメンバーに入るわけだけど。
他の3人は、自由に決めて連れて行くことができるんだ」 |
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「あれって、ミルにしか使えなかったんだ」 |
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「登録制の支給品ですから。
…お高いからね、区画の入り口ごとにしか置かないのも、コストの理由だよ」 |
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「…警団員には、警団員なりの苦労があるんだろうね」 |
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「ま、それは別の話。本題を続けようか」 |
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「うん。他に話すとすると…場所によっては、メンバーが決まってることもあるね」 |
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「そういうこともあったけど…基本的には、自由かな」 |
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「…自由なんだから、個人の好みをいってもいいじゃないですか」 |
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「うわっ!」 |
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「うわぁ」 |
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「うわぁとか、嫌そうにいわないでよ!」 |
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「自然と、こんな感じになったんだよ。…寝てたんじゃなかったの?」 |
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「ねてたんじゃないよ!息ができなくて気絶したの!」 |
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「(言わなくても、わかるけどね…)」 |
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「さて、システムについてはこんなところかな?」 |
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「…じゃないかな」 |
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「ふん!」 |
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「道具とか、武器防具の話はしてないけど…。
戦闘に大きく関わってくる部分だから、次の『戦闘編』で話せばいいね」 |
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「うん。それじゃあ、今回は…」 |
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「ふん!」 |
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「(ミル、ちょっといいかな)」 |
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「(なにかな?)」 |
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「(リリィが完全にへそを曲げてるよ。
このままだと挨拶しにくいから、どこかで持ち上げて、機嫌を直してあげて)」 |
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「(この展開ってさ、前回と同じじゃない?)」 |
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「(いや、それはいいから。…とにかく、頼むよ)」 |
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「(んー、仕方ない。わかったよ)」 |
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「ふん!」 |
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「そういえばその鼻息だけどさ」 |
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「(鼻息から持ち上げるの!!?)」 |
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「文章だと単に『ふん!』って書かれそうだけどさ、実際は『フォン』って発音だよね。
そこはかとなく上品さが漂ってると思うんだ」 |
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「ドイツ語です」 |
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「ドイツ語ですか」 |
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「ドイツ語です。上品ですよね」 |
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「上品ですよね。あと、ドイツといったら科学ですよね」 |
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「そうらしいですね。知らないけど」 |
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「そうらしいんですよ。なので、科学について何か一言お願いします」 |
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「かつてない 科学の力で ダイエット」 |
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「5・7・5でまとめてみました」 |
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「まとめました。…ところで、ドイツってどこ?」 |
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「しらないよ。俺にきくな。
…そういうわけなので、『MAGICAゲーム紹介システム編』は
このあたりで、お開きとさせていただきます」 |
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「ありがとうございましたー!」 |
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「ありがとうございましたー!」 |
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「………」 |
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「アーウィン、あいさつあいさつ!」 |
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「ああ…うん、分かった…。
…あ、ありがとうございました」 |
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「さきほども少し話に出ましたが、次回からは『戦闘編』になります」 |
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「そちらも、よろしくお願いします!」 |
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「それでは、おつかれさまでしたっ」 |
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「おつかれさまでしたー!」 |
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「お疲れ様でした…」 |
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