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「はい、こんにちはー!」 |
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「うっす」 |
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「こんにちは〜」 |
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「そろそろ、定番と化してきてますが…。
ゲーム解説、進行役の主人公ことミルです」 |
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「ナナです。今日も、よろしくお願いしますね」 |
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「アーストだ。今日も、前回に引き続いてミルへの出題形式で話を進めるからな」 |
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「間違いがあった場合は、それなりの扱いね。…ふふ」 |
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「事前に、そのことが分かってますからね。
今日は前回みたいなヘマはやらかしませんよ」 |
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「…ナナ。今の言葉はきちんとメモしておいてくれ」 |
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「はいはい」 |
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「…いちいち、癇に障るなぁ」 |
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「さて…。今回はいよいよ、戦闘の内容についてです」 |
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「そういうことだ。
前回でも軽く話したが、このゲームはランダムエンカウントで戦闘が発生する」 |
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「一部のエリアを除いて、大抵の場所で前触れなく敵と遭遇するのよ」 |
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「戦闘開始ーってやつですね」 |
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「そこで、さっそく質問だ、ミル。
敵と遭遇した時に、俺達が取れる行動のすべてあげてみろ」 |
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「ま、これは当然出ると思ってましたよ。
『攻撃』『防御』『特技』『アイテム』の4種類です!」 |
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「………」 |
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「………」 |
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「…え?」 |
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「おおっとお〜〜!!」 |
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「残念んん〜〜!!」 |
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「え…ええええ!!?」 |
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「ちょっと待ってくださいよ!
いいがかりはやめてください!4種類で、あってるじゃないですか!」 |
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「あほう、よく思い出せ。俺はなんてった?」 |
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「戦闘で取れる行動って言ったじゃないですか!さっきの4種類以外、何があるんです!」 |
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「ミル」 |
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「なんですか!」 |
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「アーストは、『敵と遭遇した時に』取れる行動を聞いたのよ」 |
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「は…!?」 |
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「遭遇した時は、まず『戦う』か『逃げる』かを選ぶだろうが」 |
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「………」 |
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「皆さん、これは大変悪い例ですー!わかりましたかー!?」 |
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「はーい!」 |
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「そうですねー、彼女のあたまの中には『逃げる』という選択肢が存在しないんですねー!
これは指揮官として致命的でーす!センスがゼロでーす!
皆さんは決して、こういうふうにはなってはいけませーん!」 |
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「わかりましたー!」 |
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「(卑怯くさ…)」 |
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「ま、そういうわけだ。
センスがゼロのミルさんにも、分かるように言えば
戦闘は避けられる場合もあるってことだーな」 |
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「必ず逃げられるわけじゃないし
そもそも、逃げ道がなくて絶対逃げられない場合もあるんだけどね」 |
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「そういうときのためにも、常に準備は怠るなってとこですかね。
…誘導されて、罠に引っかかる場合もありますしね」 |
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「まぁ、そんなとこだな。
冗談めかして言ってはいるが、注意深いのは、決して悪いことじゃあない。
戦闘が予想されるってんなら、なおさらだ。憶えておけよ」 |
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「ん…はい。…了解です」 |
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「うんうん。
それじゃ続けて、戦闘について話していきましょうか」 |
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「そうしますかね。
…戦闘が始まった場合、俺たちが取れる行動はさっきミルがあげた4種類だ。
ミル、ひとつずつ説明をしてみてくれ」 |
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「はい。…まずは、『攻撃』。
これは、持っている武器で攻撃を行います。対象は敵1体。
その人の攻撃力の数値と、対象の防御力の影響をうけます」 |
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「問題なし。…俺やミルなんかは、これを選ぶことが多くなるだろうな」 |
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「いわゆる、通常攻撃ね」 |
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「次は『防御』。これを選ぶと、他の行動はできませんが
そのターンにおいて、受けるダメージを半減させることができます」 |
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「その通りだ。
半減だからな。うまく使えば、効果はでかい」 |
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「そして、次は『特技』。これは、各個人が持ってる技を使うための行動です」 |
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「よし。
で、ミル、そこでちょっとストップだ。
技についての解説も、ここでやっておこう」 |
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「わかりました。
えっと、技には種類がいろいろありますが…大別すると2つに分類できます」 |
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「うん。
…『技系』と『放出系』の2つになるかしら」 |
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「その2つですね」 |
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「厳密に区切られてるわけじゃあ、ないけどな。
内部の説明文でその2つに分けられてるから、それに乗っかって解説するぜ」 |
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「こだわり派!」 |
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「こだわり派!」 |
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「よせっての。
…ま、単純に言えばだ。消費する数値が違う。それだけの区別だな」 |
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「…あんまり」 |
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「こだわってないですね」 |
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「だからよせって言っただろが。…まあいいや。
俺が続けて説明するぞ」 |
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「はーい」 |
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「お願いするわ」 |
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「前回でも軽く説明したが、戦闘中に増減する数値はおもに『HP』と『MP』だ。
技系の特技はHPを消費して発動するし、放出系はMPを消費する」 |
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「私は、技系の特技を多く憶えます」 |
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「逆に私は、憶える特技が放出系のみね。…法陣士だから」 |
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「俺は、どっちもそれなりだ。
放出系の場合は、使いまくってMPが無くなっても、使えなくなるだけなんだが」 |
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「…そこまで連発するのも、考えものだけどね」 |
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「技系の場合は、HPを消費する。
前回も話した通り、HPってものはゼロになると死んだような雰囲気になって、動けなくなっちまう。
技系の特技を使う場合は、その辺りにも気を配ったほうがいいな」 |
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「…それは、分かってるんですけど。
威力の高い技があるから、ついつい使っちゃうんですよねえ」 |
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「大技をぶっぱなして、仕留めきれずに
反撃を食らってやられるってえのが、おそらく戦闘では一番間抜けなやられ方だ。
ミルの代名詞とも、言えるよな」 |
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「…って、いきなり何言ってんですか!」 |
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「まあまあ、ミル。
そういうときのために、私の法陣技があるのよ」 |
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「おっ、おっ…。さすがナナさん」 |
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「ちょっとくらいの傷なら、私が一瞬で治してみせるわ」 |
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「…まあ、そうなんだけどよ」 |
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「私が大技を決めて!」 |
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「私が回復するっ」 |
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「コンビプレイ!」 |
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「美しきコンビプレイっ」 |
(ミルとナナ、にぎりこぶしを合わせる)
(アースト、溜息)
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「…あんまり、ナナにばっか負担をかけんなよな」 |
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「きづかい派!」 |
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「きづかい派!」 |
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「うるせい!!」 |
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「…前回あんだけ騒ぎやがったくせに、自分ではしゃいでんなよな。さっさと、先に進めるぞ!」 |
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「はーい」 |
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「はーい…っと。
次は、最後のひとつ。『アイテム』ですね」 |
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「そうね」 |
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「これはそのまま、戦闘中に使える道具を使うための行動です」 |
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「大半が、薬なんかの、回復アイテムだけどな。
一部の技と、同じような効果のものもある」 |
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「いざというときのために、薬はしっかり持っていきたいですね」 |
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「探索は、ほぼ歩きだからね。
帰りのこともしっかり考えておくのが基本だわ」 |
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「そんなところだな。…それじゃ、次に戦闘に関わる要素。
やっぱり、装備品だな」 |
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「ここまででは、ちょっとしか話してないですからね」 |
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「次は難しいぜ、ミル。装備についてのルールをまとめてみろ。
…できるか?」 |
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「…そこは、ちゃんと勉強してますよ」 |
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「おお〜」 |
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「よっし。やってみな」 |
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「装備品には、武器、防具、そしてアクセサリがあります。
武器と防具は1種類ずつ、アクセサリについては、2つまで同時に装備が可能です」 |
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「ふむ。…ここまでは、良しだな」 |
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「アクセサリにはかなりの種類がありますが
同系統のものを2つ同時に装備することは不可能です」 |
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「うん、うん」 |
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「グローブや、靴なんかもアクセサリに含まれますが…重ね着は、できないってことです。
それ以外は、キャラクターごとの専用装備などでなければ
自由に着けかえることができます」 |
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「オーケー。ここは、完璧だ」 |
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「えらいえらい」 |
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「…ふふふ。続けます。
そういうルールがあるわけなので、装備品でその人の特徴が大幅に変わるようなことはないですが。
やっぱり、効果の高い組み合わせはあるもので、それを考えるのも重要ですね」 |
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「俺なんかは、もともと足が速めだからな。
ほとんどの場合、先手が取れるから、靴で補強する意味は薄かったりする」 |
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「ターン制だからね」 |
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「ついでにだが、敵の特殊攻撃は防御力で軽減できなかったりもする。
相手の攻撃が痛いからって、防御力を上げるアクセサリをつけても
全く意味がなかったりすることもあるから、注意だな」 |
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「そのへんをふまえても…。
『装備品選びの時点で、戦いはすでに始まっている!』…ってことです」 |
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「ち。…まったく、その通りだ」 |
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「さすがに、逃げることをつい忘れるだけのことはあるわね〜」 |
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「あー…。まあ、それは…。
もういいじゃないですか」 |
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「それはそれでいいが、ミル」 |
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「なんですか?」 |
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「俺の台詞を取るな。…まとめは俺の仕事だろうが」 |
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「あははは。言うと思ったわ」 |
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「…さてと。
戦闘については、だいたいこんなところかしら?」 |
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「こんなもんだろうな。
戦闘そのものの流れについては、前回にも、ちょっとは話したしな」 |
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「それじゃあ、戦闘編は、この辺りで終了ということで」 |
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「おう」 |
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「ありがとうございました!」 |
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「ありがとうございました〜」 |
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「次回からは、『舞台編』をお送りしたいと思います。
物語の、背景などをちょっと詳しく話していきます」 |
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「余裕があったら、ここでも話すつもりだったんだが。
…警団についての話なんかは、まだほとんどやってないからな」 |
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「メンバー的に、そこには触れてよかったかもね」 |
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「ま、でも今日はここまでだな。それじゃあ、お疲れさん」 |
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「そうね。お疲れ様でした」 |
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「おつかれさまでしたー。
おふたりとも、今日はありがとうございました」 |
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「ん。あいよ」 |
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「ミルも、おつかれさま」 |
(小屋の外。日が暮れかけて、辺りは薄暗い)
(アーストとナナが、小屋の壁にもたれて、話をしている
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「…さて」 |
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「なんだ?」 |
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「出題形式でやってみてだけど。アーストとしては、ミルの評価はどう?」 |
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「別に、あんなもんでいいんじゃないか。
とくに文句つけるようなところは、なかったぞ」 |
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「あらら。意外と高評価なのね。
正解率はあんまり高くなかったと思うけど?」 |
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「あいつは、あれでいいんだ」 |
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「というと?」 |
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「あの3人の中なら、あいつがリーダーになる。
それなら、重要じゃない情報は他に任せるくらいの性格のほうが、向いてるだろ」 |
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「…間違ってたところは、確かに細かいところだったわね」 |
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「前よりは決断力がついてるのも、今回の件で分かったからな。
これまで通り、たまにサポートしてやるくらいで、いいんじゃないのか」 |
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「ふ〜ん…」 |
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「…なんだよ」 |
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「いやあやっぱり」 |
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「あん?」 |
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「いいお兄ちゃんだと、思って」 |
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「………」 |
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「あ、怒った?」 |
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「怒ってねえ。…だったら、お前はお姉ちゃんだろ」 |
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「あははは。まあねー」 |
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